韓国だけでなく、アメリカや日本などでもそうですが、何か特別な事件・事故・災害などが発生した日付を、将来に向けて「忘れてはならない日」として「*.**」といった数字で表すことがありますよね。
アメリカで言えば、「9・11」はその代表格とも言える日でしょうし、日本でも・・残念ながら、今年(2011年)、「3・11」という日付が新たにそうした中に加わってしまったのは記憶に新しいところです。
このトピックスを書いているのは20011年5月18日ですが。。
5月18日(5・18)という日付は、韓国の歴史(近代史)においては極めて大きな意味を持つ(象徴的な)日として歴史上の記録や韓国国民の記憶に刻まれている日です。
「5.18」・・韓国の数字の読み方に沿って、「5(オー(오))・1(イル(일))8(パル(팔))」といった呼び方が一般的にされたりしますが、歴史的な観点からもう少し詳しく表記すると、「5.18光州民主化運動(광주민주화운동)」といった呼び方になろうかと思います。
ここでは、その詳細について述べることはしませんので、もしその「事件」の内容について興味をお持ちの方は、韓国近代史の文献やウィキペディア等でお調べいただくとおわかりいただけると思いますが・・
多くの市民の血が流れた・・痛ましい事件であり、今後二度と起きてはならない事件・・であることは言うまでもありません。
1980年の出来事ですので、今年(2011年)でもう31年経過したことになります。
この日には、その当地である光州広域市(当時の行政区域としては「全羅南道光州市」)を中心に、全国各地で記念(追悼)行事が開催されますが・・・
現在の韓国の「民主化」につながった「象徴」ともいえるこの事件、そしてこの日(5・18)については、今後も風化することなく韓国国民の記憶の中に刻みこまれ、受け継がれていくものと思います。
在日コリアンの皆様には、今ひとつピンと来ない部分があるかも知れませんが・・・
祖国の歴史の象徴的な日として・・記憶にとどめておかれてもよろしいかと思います。