本日(2011年7月6日)のニュース解説では、軍(海兵隊)内部で起きた銃乱射事件を取り上げ、こうした事件の起きる原因を分析し、軍の体質改善の必要性を強い論調で訴えています。
今回の事件は、若い将校が酒に酔い、銃器管理庫から小銃、実弾、手榴弾などを盗み出し、同僚の将校たちに向け乱射したもので、4名が死亡し3名が重症を負ったという悲惨なものでした。
犯人の将校は精神的な病を負っていることも知られていたほか、事件後、軍内部で「集団的な『除け者』扱い」を受けていたことも証言しています。
こうした背景を捉え、解説では、「軍紀」の乱れを指摘しつつ、銃器(武器)管理のあまりの杜撰さや、適正に機能していない(軍の)「人事管理システム」の問題点なども強く批判しています。
これら一連の事象は、軍の「旧態依然」とした(杜撰な)体質にあるとし・・
時代の変遷とともにそうした旧来の方法はもう「時代遅れ」であることを指摘しています。
今日の「官軍」は「他律的な秩序に自律的な服従を加える」ことにより成り立つものであるとし・・・
今後、軍当局は旧来の杜撰な管理体制から脱し、将来ある若者(入隊してくる若い将校たち)を精巧かつ細心の注意で育成していくための体制を構築すべく、「軍隊文化」を一新しなければならないと提言しています。
上記「ニュース解説」は、KBSのサイトの以下のページで(ストリーミング動画による)視聴が可能なほか、解説の内容(スクリプト)をテキストベースで閲覧することも可能ですので、ご興味のある方はアクセスなさってみてください。
http://news.kbs.co.kr/special/digital/newscomm/2011/07/06/2319210.html