庶民の金融・・という位置付けで国民に幅広く利用されている全国の「貯蓄銀行」ですが。。

今年に入ってから、数々の不正事件、経営悪化問題等が噴出し、今や信用は地に落ちている状況です。

きょうの解説では、その貯蓄銀行問題をテーマに取り上げています。

貯蓄銀行を「手術台に乗った患者」に例え・・

治療方法として(政府が)採るべき選択肢として

①メスを入れて徹底的に膿を出す方法・・完治はするが、術後はしばらく痛みを伴う。
②メスは入れずに管理(経過観察)していく方法・・痛みは伴わないが所詮は対症療法。

が考えられるが、今回も政府は②の方法を選択した・・と批判的な論調で述べています。

言い換えると・・政府は(本来退場すべき)貯蓄銀行も「延命させる」方向を選択した・・との見解です。

こうした政府の方針に対して・・「最近6年あまりの間に、経営が悪化した貯蓄銀行に対して投入された資金(税金)は3兆ウォンを超える」点を指摘し・・

政府は(いつも)「監視・監督を強化する」旨の説明をしているが、結果的には1~2年後にはまた「事故を起こしている(経営悪化に陥っている)」点を非難しています。

今回、貯蓄銀行全般の検査を行うこととなったことを契機に、徹底的な評価を行い、その結果として「生き残らせる」こととした貯蓄銀行に対しては、再び「庶民の金融」としての役割を果たせるようにすべく、適切な支援をしていくべきである旨、提言しています。

上記「ニュース解説」は、KBSのサイトの以下のページで(ストリーミング動画による)視聴が可能なほか、解説の内容(スクリプト)をテキストベースで閲覧することも可能ですので、ご興味のある方はアクセスなさってみてください。

http://news.kbs.co.kr/special/digital/newscomm/2011/07/05/2318574.html