2011.06.30放送分のKBSニュース解説では、昨今の韓国における深刻な政治課題のひとつである「家計負債問題」を取り上げ、政府の発表した「家計負債軟着陸総合対策」の内容を紹介するとともに、今後に向けた課題などに言及しつつ解説しています。
韓国でも、日本が経験したようないわゆる「住宅バブル」(・・解説の中では「不動産不敗神話」といった表現が用いられています)」の風潮(潮流)に乗り、価格上昇に伴う売却差益を目的に住宅(主にマンション(・・韓国では通常「アパート」と表現されます。))を購入し、現在、そのローンに苦しんでいる国民(家庭)が多く存在します。
・・これがいわゆる「家計負債問題」です。
金利政策や税制優遇政策等を総合的に組み合わせ、可能な限り「家計負債」の軽減を実現すべく立案されたのが上述の「家計負債軟着陸総合対策」ですが・・
金利政策や税制優遇政策は景気に直結する極めて敏感な政策でもあるため、成り行き次第では不動産価格のさらなる暴落、家計支出の低迷・・等の悪循環や副作用を引き起こす恐れもあることから、政策の実施に際しては細心の注意を払い、状況に応じて適宜修正を加えつつ慎重に推進していく必要がある旨、提言しています。
上記「ニュース解説」は、KBSのサイトの以下のページで(ストリーミング動画による)視聴が可能なほか、解説の内容(スクリプト)をテキストベースで閲覧することも可能ですので、ご興味のある方はアクセスなさってみてください。
http://news.kbs.co.kr/special/digital/newscomm/2011/06/30/2316081.html