2011.06.29放送分のKBSニュース解説では、韓国で20011年7月1日から本格的に施行される予定の「複数労働組合制度」の定着に向けた展望や課題などをテーマとして取り上げ、解説しています。

韓国では、従来、「1事業所1労働組合」が原則となっていたため、「国際労働機関(ILO)」などからも「労働後進国」との非難がなされ、それを甘受しなければならない状況でした。

「複数労働組合」制度が施行されると「1事業所に複数の労働組合」を設立することが可能となり、労働者の立場からは、自分にあった労働組合への加入という「選択権」が得られることになります。

こうした制度の確立は世界的な潮流にも適合するもので、「労働先進国」化へのまさに第一歩を踏み出すことになるといえます。

ただ、その(制度の)「定着」に向けてはさまざまな課題もあり、その解決に向けては、今後、労使双方、また、国会等も協調して努力していく必要がある旨の提言がなされています。

上記「ニュース解説」は、KBSのサイトの以下のページで(ストリーミング動画による)視聴が可能なほか、解説の内容(スクリプト)をテキストベースで閲覧することも可能ですので、ご興味のある方はアクセスなさってみてください。

http://news.kbs.co.kr/special/digital/newscomm/2011/06/29/2315440.html