本日(2011年5月10日)は、韓国では祝日となっています。

日本でも、祝日ではありませんが毎年4月8日は「お釈迦様の誕生日」として「花まつり」(灌仏会、仏生会)などと呼ばれる行事が催されていますよね。

韓国では、いわゆる旧暦の4月8日を「お釈迦様の誕生日」としてお祝いするため、新暦では毎年日付けが変わりますが、今年(2011年)は本日(5月10日)がその日にあたるため、韓国では「부처님 오신 날(お釈迦様がいらっしゃった日)」として祝日となっているという次第です。

ところで、日本にある駐日韓国総領事館等(東京の韓国大使館領事部を含む)の業務は、原則として日本の祝祭日にあわせて運営されており、それ以外に韓国の主要な3つの祝日も休館日となる点については、以前のトピックスでも書かせていただいたところです。
(ご参考)
韓国領事館の休館日(韓国の公休日との関係)について

ところで、「부처님 오신 날(お釈迦様がいらっしゃった日)」は休館日となる主要な祝日には含まれていないため、領事館の業務は通常どおり運営されているはずですが・・

韓国本国が祝日の場合、業務上通常と異なる点が若干生じます。ありました。

それは、家族関係証明書・基本証明書・婚姻関係証明書や除籍謄本等の発給業務が行われない・・という点です。でした。

上記の書類の発給業務は、すべて「家族関係登録等電算情報処理組織」と呼ばれる電算システムにより運用されており、韓国本国にあるその本体システムとオンラインで結ばれている端末を通じて日本にある領事館でも(現在のところ、東京・大阪・福岡の3箇所だけですが)即時発給が行われているという実態があります。

ところが、韓国本国の祝日には、その電算システムの稼動が休止されてしまうため、日本の領事館でも発給業務が行えない・・という状況が生じてしまうわけです。ありました。

その後、韓国本国の祝日であっても電算システムの稼動が休止されることはなくなり、領事館の休日以外の日(つまり通常の業務運用日)であれば家族関係証明書・基本証明書・婚姻関係証明書や除籍謄本等の発給業務も行われる状況に改善されています。

そこで、家族関係証明書・基本証明書・婚姻関係証明書や除籍謄本等の交付を受けに領事館(東京・大阪・福岡)に出向かれるご予定の際には、領事館の休館日だけでなく、韓国本国の祝日にあたっていないかどうか・・も事前にチェックされることが重要かと思われます。

(以上、2014年9月30日に一部修正させていただきました。)

このコーナーでは、そうした情報(韓国の祝日や領事館の休館日等)についての適宜お伝えしてまいりたいと思います。

ご参考までに、次の、韓国の祝日に伴う「休館日」は・・

6月6日(顕忠日)ですので、ご留意ください。


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